WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』
これは、僕の生きてきた証。
自信をなくして勇気が出なくなったとき『自信って自分を信じること』何回も自分に言い聞かせた。
あれは自分に向けた言葉。旅によって自分の生きる場所を小さいながらに見いだしてきた。
いろんなことがあった。楽しいことだって、受け入れがたいことも。
でも旅は僕を救ってくれた。僕の写真と言葉で大切に、勇気づけられると言ってくれる人がいるなら、
僕はあなたにこころを込めた贈り物をしたいと思います。
WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』(https://tabi-photo.stores.jp/#!/)にて、旅で見つけた宝物のメッセージポストカード、販売中。

2014年5月3日土曜日

式根島に行く〜強がって、ただただ走った日々



職場が引越しをして、今度はほんとうに緑に囲まれた素晴らしい環境でお仕事ができるようになった。

ふと窓の外を見ると、ここがどこかわからなくなる。山深い何処かにやってきたのではないか、そんな風に思う。

ゴールデンウイーク。

僕は、なにやらせっかくの休みをどう過ごすか、当日の朝まで決めかねていた。

ここ2.3日、ほんとうに調子が悪く気力がおちていた。

何をやっても集中できない。
何をやってもやる気が起きない。

今日も、連休の初日にもかかわらず布団からでられなかった。

神様がくれた三連休。

家に居たい。何も余計なことはしたくない。ただただ無心で部屋を片付けて心を平静に保ちたい。

そうとも思った。

でも、僕はお昼近くなって起き上がり、旅の行き先を決めた。

式根島にいこう。

今夜の船を取るために船会社に電話した。




僕は、失恋という大きな痛手を負って一ヶ月ちょっとがたった。

その間、僕はしみったれた人を演じることもなく、普通を貫くことができたと思っていた。

10年前の失恋の時は、ずっとうじうじしていた。
そんな自分に、成長したなんて思って、ちょっとだけ自分を褒めた。

でもその反動が今来た。

人と会えばいつもと変わらず、いや、むしろいつもよりも明るく元気に飲んで遊んで…ただただ僕は走っていた。強がって、忘れようとした。


自分のやってること、言ってることもなんだかよくわからなくなっていたように思う。

でもそれでいいんだ。



立ち止まっちゃダメ。

嫌なことなんか忘れちまえ。
それで前に進めるのなら。

時間が解決してくれる。

テントと寝袋持って、星空の元で眠ろう。

温泉にも入ろう。



僕はもう大丈夫。

ちゃんと強がる強さを持てたのだから。









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